夫婦各々が個を意識して、自分の好きなことをし、別々に暮らすスタイルを選択するというカップルが増えてきました。
「夫婦は一緒に行動して、仲良く暮らすべき」というような、理想の家族像なんていうものは、現代では通用しなくなっているのかもしれません。
自由に暮らす夫婦について、理由やメリット、注意することなど徹底解説していきます。
最近の独身男性・女性は、若い頃から一人暮らしで自由に自分の時間を楽しむ人が多いですね。その自由さに慣れて、結婚したからといって手放すことはしないというスタイルです。
また、お互い仕事をしているので、初めから相手の時間に合わせて生活するのは嫌だという意見も堂々と言えるようになってきています。
好きな人に合わせることもしません。合わせて息苦しさを感じるよりも、自分らしく生きたいという女性が増えているということです。
結婚して同居すると、お互いに自由な時間がなくなります。どこに行くにしても何をするにしても、相手の存在を意識せざるを得ない状況になり、面倒になることもあります。別に暮らすとこのような拘束がありません。
趣味にたっぷり時間を使え、何も言われることはありません。
最近では、オフィスに出勤する必要性もなくなり、リモートワークで自宅にいる人も増えてきましたね。別に暮らすことで、忙しい時は仕事に集中できてストレスがなくなります。
何の断りもなく友達と交流することができます。結婚後も異性の友達と仲良くしたいと考えている人もいます。
いつも一緒にいて、ちょっと気に入らないことがあると喧嘩になったりします。また、家事分担で揉めたり相手への要求が多くなります。
しかし別に暮らすことにより、会っている時間を大切にしようとします。
会った時は新鮮な気分でいられます。日々のストレスがないので、お互いに優しくなれそうですね。
夫婦が別に暮らすということは、二世帯分のコストがかかってきます。お互いの給料をどのように使い分けるかなど、初めにルールを決めて管理していくことをおすすめします。自由に使うことができたら、独身時代と変わらずストレスがないかもしれませんね。
子供がいる場合といない場合では、生活も違ってきます。子供がいる場合、別に暮らすとワンオペ育児になって、仕事に集中できなかったり、自由な時間がなくストレスに悩まされるかもしれません。
子供のことを考え、同じ家に暮らすようシフトしたほうがいい場合もあります。
コミュニケーション不足になりがちです。毎日顔を合わせていないので、せめてLINEや電話でやり取りすることは決めておいたほうがいいかもしれませんね。
病気や怪我をした時にすぐ対応できないというリスクがあります。できるだけ近距離にして、すぐ行けるようにしましょう。
せっかく夫婦で別々に暮らすことを決めているのに、世間体が気になるということも。お互いの両親、親戚、職場、近所などプライベートに口出しする人もいます。
お互い欲求不満になりがちです。すぐに愛情を確認することができないので、虚しく感じたりすることも。
また、相手が何をしているかわからないので、浮気・不倫の心配がありますね。お互い不安な気持ちにさせないよう、会うペースを決めたり、連絡をマメにしましょう。
このような別々に暮らすやり方は、お互い経済的に自立していてお金に余裕がある夫婦には向いています。
また、マメに連絡をしてコミュニケーションを取り、安心できるような関係が築けるようだったら、仕事にも集中できるし、自分の時間を心から楽しむことができそうです。
束縛しないで、適度な距離感を保ち、相手を思いやる気持ちも大切です。
結婚していても、自分の好きなタイミングで起きて寝て、食事してお風呂に入るという気軽さは最高です。
男性も女性も自立した人が増え、一人でも生きやすくなった現代で、夫婦で一緒に住むことに煩わしさを感じる人が少なくありません。
夫婦は喧嘩することがないと、いつも穏やかで平和に過ごすことができます。
それぞれ自分たちに合った方法で、今後どう暮らしていくか考えてみましょう。