結婚して一緒に住み始めると、お互いに生活スタイルが違うということに誰もが気付きます。価値観が違う二人での生活は、最初は戸惑うでしょう。せっかくの楽しい夫婦生活、不満が溜まらないように、前もって心得ておくべき生活習慣の違いはあるようです。
結婚したら、どのように生活習慣が変わるのか考えてみましょう。
生活習慣は育った環境によるものが多く、どうしても相手の習慣が受け付けないといったこともあり、価値観をすり合わせるのがとても難しかったりします。
生活習慣は、一緒に暮らし始めて長い時間を共にしても、わからないこともあります。結婚前に同棲期間があって、早い段階で相手の習慣との違いに気付くと良いのですが、そうもいかないこともあるでしょう。
自分にとって、大切でここは譲れないという習慣もあります。そういった場合は、パートナーに伝え、コミュニケーションを心がけましょう。お互いを理解するためにも、確認しあっておくことが必要になります。
また、どうしても気になるパートナーの習慣があった場合は、育った環境や人格を否定しないように伝えるようにしましょう。
結婚生活を始める上で、時間の使い方は一日の生活の中で最も重要です。平日は仕事で夜遅く帰宅する、早朝から仕事に出かけるという夫も少なくありません。また、休日は趣味に没頭したい、外出したいなど、時にはパートナーに合わせて時間を共有すると違った時間を過ごせて良いかもしれません。朝起きる時間や夜寝る時間、休日の過ごし方など、 できるだけお互いが歩み寄るように近付けていけると良いでしょう。
片付けや掃除の仕方など家事全般、そのタイミングにおいても違いを感じる部分でもあります。それぞれが違った環境で過ごしてきて、特に家事は自分のやり方になってしまいがちです。部屋をいつも綺麗な状態にしておきたい、掃除はたまにすればいいなど、家庭によっていろいろなやり方があります。
共働きが多い中、どうしても妻の方の負担が大きくなりがちです。子供が生まれてからは、さらに妻の負担が増してくるでしょう。
我慢強い女性が多いので、自分だけで対処しようとする妻も少なくありません。しかし、結婚生活は長く、日々休むことなく続く家事や子育てを一人で抱え込むと心身共に疲れ切ってしまします。
早い段階で、家事をリスト化したり、役割分担を決めておくなどの対策をしましょう。
どんなパートナーシップを築きたいのか、仕事を続けていきたいのか、どんな家庭が理想か、 必要に応じて夫婦で話し合っておくと良いでしょう。
お金の使い方による習慣は、人によって全く違ってきます。家計の管理のやり方をどうするかは、夫婦で一番問題になるでしょう。
何にお金をかけたいか、どのくらい節約・貯蓄するのか、最初にお互いの価値観を理解しておきたいところです。
夫婦二人で、どちらも無理をすることなく尊重して向き合うことが大切です。将来的なお金の使い方も、ある程度計画しておくほうが、限られた予算の中で上手にやり繰りしていけるでしょう。
結婚すると途端に家族が増え、お互いの家族との付き合いが始まります。 パートナーの両親や親族との関わり方は、お互い自分の家が基準になるので、戸惑うことは少なくありません。嫁姑問題、冠婚葬祭、親戚付き合いの度合いなど、色々なことが取り巻いているので、とても面倒に感じることもあります。
お互いにとって大切な存在である家族については、なかなか不満も言い出しにくいものです。
家族について相手に言われることは、自分を否定されているようにとらえる人もいますが、結婚生活の中で大事なことであるし、これから長い付き合いになるので、上手く伝えるようにしても良いかもしれません。
この場合も、どうしても譲れないポイントがあったら、お互いに話し合って歩み寄ることも忘れないようにしましょう。
全く別の家庭で長年育ってきて、それぞれの家庭の常識があり、当たり前だと思っていたら違っていたということは、どこの家庭にでもあることです。
違いがあると分かっても、最初の頃はパートナーに遠慮してなかなか言い出すことができないでしょう。
しかし、これから長く続けていく中で、生活の基本となる習慣については、二人が納得できる方法を早めに見付けていくことが大切です。どちらが正しいという方法よりも、どうしたら心地良いかを考えて、これから二人だけの家庭のカタチを作りましょう。