夫婦のセックス事情

20代の場合

個人差はありますが、20代の男女は性生活に対し積極的です。
夫婦によって変わってくるものの週に1～2回程度の頻度で、セックスをすることが多いでしょう。

しかし、20代でも仕事や家事が忙しい場合や、結婚年数を重ねる度に回数が減少するということはよくあることです。
子供の有無によっても異なり、妊活を考えている夫婦ほど、自然にセックスの回数は増えます。
また、早くから子供がいる場合、子供の年齢によっても事情が変わるでしょう。
お世話が大変な時期は、寝かしつけや夜泣きなどあり、親も一緒に寝てしまってそのまま朝を迎えるということも多々あります。

若いからといって頻繁にセックスをしているとは限りませんが、体力的にみても余裕がある年代であることは確かです。
性的なものに対する欲求や好奇心も旺盛であることを考えると、20代夫婦であればセックスに積極的な傾向が強いと言えます。

30代の場合

30代になると、それまで毎週のようにセックスをしていた夫婦であっても、週に1回未満のペースになってくることが多いようです。
年代を重ねるにつれ責任のある役職に就き忙しくなる時期でもあり、これまでよりも帰宅時間が遅くなっていくことが少なくありません。
生活時間帯がすれ違う場合は、自然と頻度が減っていきます。20代に比べると体力も減少傾向にあるため、疲れてセックスをする気になれないという人も多いでしょう。

時間を合わせるなどの多少の努力をしないとタイミングが合わず、セックスできないという事態になりやすいでしょう。
すでに子供がいても第二子、第三子などが欲しい場合は定期的にセックスをする機会ができますが、それぞれの家庭で差が出てくる時期でもあります。

また、マンネリ化や倦怠期が訪れる頃でもあります。気が付いたらセックスレスになっていたという人も少なくありません。

40代の場合

結婚して月日が経っている40代の夫婦は、たいていの場合、性的には落ち着いた関係を築いています。
男女というよりも家族の関係が定着し、お互いの裸を見ても刺激を感じないという場合がほとんどではないでしょうか。

20～30代のころよりもずっと回数が減り、月に1回や半年に1回など、淡白になっていくことがめずらしくありません。
ただし、同じ40代でも一概にどれくらいの頻度といえない部分もあり、セックスは夫婦にとって大切なコミュニケーションだと考えている場合、30代と変わりない頻度でする夫婦もいるでしょう。

体力の衰えは感じるものの、ホルモンの変化により、40代という年齢は性欲も高まる傾向にありますが、セックスのマンネリ化が起きてセックスレスの状態になる人も少なくありません。
セックスがなくても精神的に支え合っているからよいと捉える人もいれば、セックスがないことで夫婦関係に不安を感じる人もいたりと様々です。
夫婦関係の変化に伴い、セックスの頻度や意識に変化が訪れる時期と言えます。

50代・60代の場合

夫婦のセックスが終わりを迎えてしまうのは、単純に年齢の理由ではありません。
50歳になったから、60歳になったからではなく、逆に言えば40代であっても、相手に性的な魅力を感じない、あるいはセックスが楽しくないなら終わりを迎えてしまうこともあるのです。

中年・熟年夫婦になっても、いつまでも終わりを迎えないためには、まずは夫婦のセックスをお互いが楽しむという気持ちが大切です。
お互いが性的に魅力的であろうとする努力も欠かせません。
日本人はセクシーであることを恥ずかしいと思う人もいますが、何歳になってもセクシーであることは、もっと評価されてもいいと思います。
アメリカ人やヨーロッパ人のようにセクシーな中年・熟年夫婦が増えれば、夫婦関係はもっと楽しくなっていくでしょう。

終わりに

同じ年代の夫婦であっても、セックスに対する考え方は様々です。
最近は、セックスレスでも仲良し夫婦も少なくありません。よくコミュニケーションをとり、スキンシップをするだけで、満ち足りた気持ちになれることもあるでしょう。

夫婦の関係が長くなると、つい何もしなくても分かってくれていると思ってしまいがちですが、言葉やスキンシップを通じて気持ちを伝え合うことを忘れないようにすれば、いつまでも仲の良い夫婦でいられるでしょう。


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