結婚後、全く違う家庭で、違う生活習慣で育ってきた夫婦は、生活を始めてみて、違和感を感じることがたくさんあります。自分の実家では当たり前だったことが、家庭が違えばここまで違うのかと不満を感じ、どこまでお互いが近づけるかという問題が発生します。そんなすれ違いを少しでも減らしていくためにも、結婚して一番重要な部分でもある、変わる食習慣について、考えてみましょう。
朝食はいつも食べるのか、パン派なのかご飯派なのかというのは重要です。とくに実家暮らしの男性の場合は、母親が作った朝食が定番になっていることが多くなります。また、朝食を食べないという人もいるかもしれません。普段の朝食の内容や、どんな朝食を食べてみたいかを合わせていくと良いでしょう。
朝食で大切なのはパンかご飯かという大きなポイントがありますが、コーヒーや紅茶を飲むのか、ご飯の場合は納豆も食べるか、お味噌汁に使う味噌の種類や具材など、チェック項目はたくさんあります。
そのほかにも、各家庭の朝食によってチェックしておきたいポイントが発生するのではないでしょうか。何時頃に食べたいか、仕事に行くどのタイミングで食べるかなど、考えていくと良いかもしれません。
食事は、人によってたくさん食べられるタイミングが異なります。朝食が一番たくさん食べられる人、昼食が一番たくさん食べられる人、夕食が一番たくさん食べられる人、パートナーはどのタイプなのかチェックしておきましょう。
また、一食一食の量はあまり食べられず、夜食や間食で栄養をカバーするという3食以上食べるようなタイプもいるでしょう。食事の量や摂り方には様々なタイプがありますので、パートナーがどのタイプなのかよく知っておきたいところです。
カレーや肉じゃがなど、家庭の味が出やすい料理があります。家庭の味の特徴が出やすい料理についてのリサーチも大切です。たとえばカレーには、辛口や甘口などの、好みのルーがあります。
家庭の味が出やすい料理は他にも多く、使っている醤油や調味料、味噌の種類ひとつで味が変わってしまうこともあります。パートナーが自分の家庭の味にあまり詳しくなければ、お姑さんに聞いてみてもいいかもしれません。
いちばん問題になるのが、味付けの違いです。卵焼きや味噌汁など、同じ料理でも各家庭によって味付けはかなり異なるので、夫婦間で揉める人もいるようです
夫と妻のどちらの味に合わせるのか悩みどころかもしれませんが、それぞれ妥協しながら新しい家庭の味を作り出していくのが良いでしょう。
食べ物の好き嫌いを確認するのは基本中の基本です。さりげなく苦手な食べ物を確認したり、好みの食材などをよく聞き出しておきましょう。
生活していくうちに、わかってくることですが、パートナーがどんなものを食べ、どんなメーカーの食品が好きなのかチェックしておくことをおすすめします。
結婚して気になるのが、パートナーにお弁当を作ってあげるかどうかです。一般的に、愛妻弁当は喜んでもらえると考えてしまいますが、なかには、仕事の関係上、外食にせざるを得ない男性もいます。
もしお弁当を作ろうと考えているなら、まずは必要か必要ではないかを確認しておくといいでしょう。
結婚すると自宅での食事が多くなります。外食についての考え方を確認しておきたいところです。食費などの生活費にもよりますが、窮屈にならない程度に、また使いすぎない程度に、時には気分を変えて外食を計画できると楽しいでしょう。
普段の食事にお惣菜やレトルト食品を取り入れるかどうか、またどれくらいの頻度で外食をするかというのは、実は各家庭によってかなり差があるのかもしれません。週に1回は外食がしたい、月に1回でいいなど、さまざまな考え方があります。レトルト食品やお惣菜を食べるのを嫌がったり、外食したがらない夫も多いようですが、食事を作る妻のことを考えて、外食やデリバリーを取り入れても良いかもしれません。
最初は食習慣ですれ違いが起こりやすいものです。しかし、何年も結婚生活を続けていくうえで、「自分たちの食習慣」ができていくのです。子供が生まれて、子供の年齢によっても食習慣は変化していきます。お互いの食習慣を少しずつ受け入れながら、一日も早く、「自分たちのの食習慣」を確立させましょう。