食欲や睡眠欲と違って、性欲は満たされなくても体を壊すことはないので、どうしても優先順位が下がってしまいます。
特に、日本の住宅事情も関係していますが、隣の部屋で子供が寝ていたり、あるいは義父母がいる場合など、夫婦がセックスをするのは難しい環境におかれていることも少なくありません。
夫婦がセックスレスになるきっかけを徹底解説します。
妊娠して出産すると、生活リズムが子供中心になることがほとんどです。
大概の男性は、急に子供中心になって、構われなくなったことで寂しくなったり拗ねたりするでしょう。女性は授乳や夜泣きなど初めての子育てで大変です。
睡眠時間も少なくなり、セックスどころではありません。気が付いた時には、セックスレスになっていたということは少なくありません。
子供が小さいうちは、まだ手がかかり世話に追われる毎日でしょう。仕事をして家事・育児など、夫婦二人で心身ともに疲れきっています。
夫婦2人になる時間があっても、気持ちがまったく揺れ動かないということもあるでしょう。
夫は帰宅が遅くて育児に関われないことも多く、少しでも時間があれば、ひとりの時間を優先させたいと思う夫婦も多いようです。
自分の都合で、パートナーからのセックスのお誘いを拒否したことがある人も多いのではないでしょうか。
「明日の朝は早いから」「今日は疲れているから」などの理由で、何度も拒否されることが続けば、相手はショックを受けるでしょう。拒否の仕方によっては、相手が次から誘ってくれなくなる可能性があります。
セックスを拒否されるというのは、男女を問わず、もう自分は愛されていないとショックを受けかねません。
特に男性は、自分のセックスの能力そのものを否定されたように感じて、自信を失ってしまう傾向があります。
理由を明示しない拒否や、「今日はダメだけど、今度にしようね」のような代替案のない拒否は、セックスレスを生む可能性があるようです。
セックスは夫婦のコミュニケーションの一環でもあります。
従って、コミュニケーションの基本である夫婦の会話の量はセックスと深い関連があります。夫婦の会話すらないのにセックスだけあるような事はほとんどなく、会話が多い夫婦ほど、体のコミュニケーションであるセックスの頻度も多い傾向があります。会話のない普段の生活もセックスレスの原因となってしまいます。
仕事のストレスやプレッシャーで体力や性欲が減退し、セックスレスになることもあります。
性欲の減退には、ストレスだけでなく加齢による原因もあります。
加齢により勃起力が減退し、自分の体に自信が持てなくなったことから、コンプレックスを感じてしまい、セックスに消極的になるという男性も少なくありません。
また、妻と長年一緒にいると、女というより家族として見てしまい、セックスする気になれないという夫も多いようです。
女性の場合、月経やホルモンバランスの影響という、男性にとってはわかりにくい原因でセックスレスになることがあります。
また、家事や育児、仕事をしている人であれば、男性と同様の事情でセックスする気になれないということもあります。
家事・育児は思っている以上に体力を必要とし、細切れ仕事の連続でいくらやってもやり切った感がないものです。しかも朝から晩まで年中無休です。それだけに普通の仕事とは違う疲労感があるので、セックスする気になれないという事情もあります。
セックスレスのきっかけには様々な理由がありますが、まずは夫婦で出かけるなど二人でカップルに戻る時間を作ったり、色々なことを話しやすくなる環境を作ってみましょう。
日常と違う時間を過ごすだけで、セックスレス解消のきっかけになることもあります。非日常感を出すというのは、セックスのお誘いをするときにも有効になるでしょう。
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