既婚者でも給料を自分で管理している人、お小遣い制の人など、それぞれの家庭でお金の管理方法は様々です。
しかし、一般的に共通して言える事は、既婚者は自由に使えるお金が少ない、という事ではないでしょうか。
そこで今回は、既婚男性が自由に使えるお金を考えてみましょう。
理想的なお小遣いは、夫の給料の約10%で、平均は4万円弱だと言われています。
子供の有無や、共働きかどうか、また夫の年収でも変わってきますが、多いとしても5万円を超えることは非常に少数のようです。このお小遣いの中にはランチ代・ガソリン代・床屋代・スマホ代などの必要経費は含まない家庭もあったり、そうでなかったりと様々です。
・20代男性:37,548円
・30代男性:37,436円
・40代男性:33,938円
・50代男性:38,051円
男性全体:36,747円
男性は年代を問わず、平均的に3万円台が基本相場と言えます。妻がお金を管理している家庭が多いことから、定額のお小遣いをもらい、やりくりをしている男性が少なくありません。
既婚男性が自由に使えるお小遣いと言っても、共働きだったり、妻が専業主婦、子供の有無などでも違ってきます。パートナーがフルタイム、子供のいない家庭はお小遣いが多い傾向にあるようです。
また、年齢によっても変わることがわかります。年代が上がるにつれ余裕資金が増える一方で、結婚後すぐの若い人は、今後家庭で必要な資金を貯めるために、自由に使えるお金が少なくなる傾向にあることがわかります。
既婚者のお小遣いは、なぜこんなにも少ないのでしょうか。
・給料が減ったから
・生活費にかかるお金が増えたから
・子供の教育費がかかるようになったから
その他には、家賃が上がったり、パートナーが働くのを辞めたなど、いくつかの理由があるようですが、日本では本当のところはそれほど裕福とは言えないというのが現状のようです。
・コーヒー代
・たばこ代
・コンビニ代
・飲み代
お小遣いの主な使い道について、ゲームやゴルフなど趣味に使うという既婚男性もいますが、多くの既婚男性は、飲食代のようです。仕事中の昼食費は別としても、仕事後に飲みに行ったり、交際費で消えてしまうパターンが少なくありません。また、部下や後輩も増え、彼らに奢ることですぐにお小遣いがなくなってしまうという既婚男性もいるかもしれません。
サラリーマンの既婚男性が自由に使えるお金は、現実的にそれほどないということがわかります。仕事をして家庭を支え、大変な思いをして何とか自由に使えるお金を捻出しているのです。
結婚して自由に使えるお金が制限されるのは仕方のないことですが、家族の充実した生活や将来のためにお金を使っていると思えば、納得もできるのかもしれません。
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