日々生活をしていると、言いそびれてしまいがちな「ありがとう」や感謝の気持ちを、お互いにお祝いしあう記念日として結婚記念日はあります。
結婚記念日の日付は覚えていても、結婚何年目になるのか覚えていない、分からないという人も多いのではないでしょうか。
知っておきたい結婚記念日一覧と、夫婦におすすめのお祝いを紹介します。
紙婚式は、白紙の状態から将来の夢を願うという意味があります。1年間の思い出をまとめたアルバムや、お揃いの手帳など紙にちなんだプレゼントを贈ったりします。
藁婚式・綿婚式は、夫婦の関係が藁や綿のように脆いことを表しています。おすすめのプレゼントは、綿にちなんでハンカチやシャツなどの木綿製品などで、お互いにプレゼントを贈りあって夫婦生活を充実させるのも良いかもしれません。
結婚3年目を迎えると、倦怠期になる夫婦も多くなります。そんな革婚式には、倦怠期を革のように粘り強く乗り越えようという意味が込められています。革製品は使い込むほどに味が出るので、毎日使うものが良いでしょう。ベルト、お財布やバッグなどの革製品がおすすめです。
結婚4年目は、地に根を生やして花を咲かせる様子から結婚生活の安定を意味する花婚式と、日々の思い出を本のページのように振り返る機会を持つという書籍婚式の二つの名前があります。
定番の花束や、ハーバリウムやドライフラワーなどの花を使ったインテリア系の贈り物も良さそうです。読書好きの夫婦なら、好きな本を贈りあうのがおすすめです。
木婚式は夫婦がやっと木のようにしっかりと根を張り、一体となって未来へ進んでいこうという意味があります。
記念に観葉植物を買ったり、家に庭がある場合は木を植えて、記念植樹というのも思い出になります。
鉄婚式には、お互いの絆をより強くしていくという意味があります。
料理が好きな人には包丁やフライパン、二人で過ごす時間を大切にしたい人はペアタンブラーなどの鉄製品をプレゼントしてお祝いしても良いかもしれません。
銅婚式は、結婚生活の安定を銅に例えて名づけられたそうです。
銅製品でおすすめなのは銅の花瓶や置物などがあります。銅の抗菌作用によって、花がより長持ちします。
ゴム婚式には、少しのことでは切れない弾力性を常に持ち続けていようという意味があります。
青銅婚式には、銅と錫(すず)を混ぜてつくられた青銅になぞらえて、お互いに混ざり合うことで強度と美しさが増すような関係にしていこうという意味が込められています。
陶器婚式には陶器のように夫婦の関係を壊さず、お互いを大切していこうという意味が込められています。
夫婦のお茶碗や食器類などの陶器類を新しく買い直すのも良さそうです。
錫婚式(すずこんしき)・アルミ婚式には、錫やアルミのように美しさと柔らかさを持つ夫婦になろうという意味があります。
お酒が好きな人には、錫で作られたタンブラーやおちょこがおすすめです。錫は熱伝導率が高く、お酒がまろやかな口当たりになります。さびにくく、お手入れも簡単です。また10年という節目のため、結婚指輪を新しく買ってお祝いする夫婦もいます。
11年目の鋼鉄婚式には、錫やアルミよりも硬い鋼鉄のように強い愛の絆で結ばれるという意味があります。
ゴルフが趣味の方にはゴルフクラブを、料理が好きな方には包丁やフライパンなどの金属類をプレゼントするのがおすすめです。プレゼントに名前が彫刻できるものを選ぶと、より特別感を演出できます。
絹婚式・亜麻婚式は、絹のようにきめ細やかな夫婦の愛情という意味が込められています。
夫にはネクタイ、妻にはスカーフやショールなど普段は手が出ない高級な絹製品をプレゼントしましょう。二人で使うベッドリネンやパジャマを絹製品に変えてみるのもおすすめです。
レース婚式は、今までの夫婦生活がレースのようにひと針ずつ美しく織りなしていることに例えられています。
妻にはハンカチや日傘などのレース刺繍品のプレゼントがおすすめです。
象牙婚式は、象牙のように歳月を重ねて夫婦の絆が強くなることを表しています。
今までの象牙婚式は、象牙の印鑑がプレゼントの定番でしたが、最近はしきたりにとらわれず実用的なものをプレゼントする人も多いようです。
水晶婚式は、水晶のような透明で曇りのない信頼を意味しています。
妻には水晶のネックレスやペンダント、ブレスレットなどがおすすめです。夫には、水晶と関連のあるクォーツ式の腕時計をプレゼントする人もいます。
磁器婚式は、磁器のように年代と共に風合いに深みが増す夫婦の絆の深さを表しています。
家族みんなでお揃いの磁器の食器に買い替えるのもおすすめです。素敵な食器で食卓を華やかにしましょう。
結婚記念日の節目としても有名な銀婚式は、磨けば光る銀のような奥深い美しさを意味しています。
銀色のアクセサリーやカトラリー、銀色の時計がおすすめです。お揃いのシルバーのスマホに買い替えるのも良いかもしれません。
普段の結婚記念日でプレゼントを渡さなかった夫婦も、銀婚式にはぜひお互いにプレゼントを贈り合ってみてはどうでしょうか。
真珠婚式(しんじゅこんしき)は「富」「健康」「長寿」といった意味を持つ真珠をモチーフに名付けられています。
定番は指輪やネックレスなど真珠の装飾品です。
珊瑚婚式は長い年月をかけて成長する珊瑚に例えて、夫婦の絆をこれからも成長させていこうという意味が込められています。
珊瑚でできたアクセサリーや珊瑚色(コーラルカラー)のプレゼントを交換し合うのが一般的です。珊瑚礁が見られる海への旅行をプレゼントするのも素敵です。
ルビーの石言葉である「情熱」と「深い愛情」のように、ルビー婚式には深い信頼と愛を確かめ合うという意味が込められています。プレゼントには指輪やネックレス、ブローチなどのルビーの装飾品がおすすめです。
「誠実」「慈愛」という石言葉を持つサファイアのように、サファイア婚式では夫婦が長く歩んできた誠実な結婚生活を祝うという意味が込められています。ルビー婚式と同様、サファイアのアクセサリーやサファイア色(青色)のプレゼントを贈る人が多いようです。
金婚式は、きらきらと光り輝く黄金のような豊かな夫婦関係を表し、二人で過ごしてきた年月は大変価値のあるものという意味が込められています。
金婚式は夫婦二人で祝うよりも、子供や孫が中心となって家族や親戚と祝うのが一般的です。事前にしっかりと準備して、当日は盛大にお祝いしましょう。
エメラルド婚式は、エメラルドのように静かで穏やかな夫婦の生活を表しています。
こちらも名前にちなんでエメラルドのアクセサリーが定番です。旅行をプレゼントしたい場合は、エメラルドグリーンの海が見られる場所がおすすめです。
ダイヤモンド婚式は、ダイヤモンドの石言葉である「永遠の絆」「変わらぬ愛」になぞらえて夫婦の絆の強さを表しています。
記念日の名前にちなんだ装飾品を贈るのが伝統ですが、高齢になり装飾品がいらないという方も多いようです。そのときは、家族みんなで集まってお祝いの会を開いてお祝いしましょう。
ブルースターサファイア婚式では、硬く傷つきにくいブルースターサファイアの特徴になぞらえて、65年もの長い年月を夫婦で耐え抜いたことを意味しています。
夫婦で祝うなら、お揃いものをプレゼントするのがおすすめです。新婚のときの新鮮な気持ちを思い出すきっかけになります。子供や孫からプレゼントするなら、実用的なものや健康グッズがおすすめです。
プラチナ婚式は、プラチナの石言葉である「婚姻の約束」「強い絆」になぞらえて婚姻の約束をしたときと同じように、これからも強い絆で歩んでいこうという意味が込められています。
プラチナは長時間つけていてもアレルギーが出にくいため、アクセサリーの中でも特に人気です。
ダイヤモンド金婚式に込められた意味は、結婚60周年の「ダイヤモンド婚式」とほぼ同じですが、夫婦揃ってこの日を迎えられるのはダイヤモンドよりも価値があるとして名付けられました。
プレゼントを贈るだけでなく、家族で集まって今日まで健康で長生きできたことを喜び合う日としてお祝いするのも良いでしょう。
樫婚式または、オーク婚式と言います。樫が生活のさまざまなものの材料として使われていたことから、周囲の人たちに支えられて日々の生活を送れていることに感謝する日として名付けられました。
もし、20歳で結婚した夫婦でも、この日を迎えるときには100歳になっています。
プレゼントには樫の木でできた杖や、「いつまでも元気で美味しくご飯が食べられるように」と願いを込めてお箸が選ばれることもあります。
・誕生日
・クリスマス
・バレンタインデー
・付き合い始めた記念日
・同棲記念日
・いい夫婦の日
・プロポーズされた日など
結婚記念日には、それぞれの夫婦のお祝いの仕方があります。
海外の結婚記念日は、基本的に夫から妻へ贈り物をする日とされていますが、日本では互いにプレゼントを贈り合ったり、子供や孫からプレゼントを贈ったりすることもあります。
夫婦の絆をさらに強くしたい人には、結婚記念日はとても良い機会になります。
日頃は照れくさくて伝えられない気持ちも、このときには思い切って伝え、特別なイベントを大切に祝うことで、いつまでも仲の良い夫婦関係を築いていけるでしょう。
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