結婚年齢は、男女共に上昇傾向にあります。結婚を考えている女性の中には、適齢期や将来の経済面への影響が気になる人もいるかもしれません。
また最近では、結婚しない女性が急増しており、結婚をしなくても社会的地位を保ち、自由に生きる未婚女性も少なくありません。
女性の結婚適齢期と言われる年齢や、結婚しない女性が増えている理由を考えてみましょう。
総務省統計局が公表した人口動態調査の結果によると、2020年に結婚した初婚女性の平均年齢は29.4歳でした。
年代別人数でもっとも多いのは25歳から29歳、ついで多いのが30歳から34歳です。 初婚の平均年齢より高い30歳以上で結婚した女性の人数は、15万9001人です。
晩婚化によって適齢期で結婚しない人も多く、未婚のまま仕事に没頭する女性も増えてきています。
年々上昇傾向にある背景には、女性の社会進出が進んでいることが一つとしてあると言えるでしょう。
結婚のタイミングは人それぞれなので、目安として考えると良いかもしれません。
まずは、周りからのプレッシャーを感じないというメリットがあります。
焦ってしまう原因のひとつに、周囲からのプレッシャーがあります。友人や親からのプレッシャーによって、そろそろ結婚しようと思わされてしまうことがあります。
結婚適齢期で結婚することで、プレッシャーをかけられることなく、気持ちが楽になるというメリットを得られるでしょう。
また、結婚適齢期であれば、体力的に出産・育児をしやすいというメリットもあります。
高齢出産にはリスクがあり、妊娠しにくい身体になってきます。
平均年齢くらいに結婚して子供を生むのが、身体はもちろんのこと精神的にも安定すると言えるでしょう。
デメリットとしては、パートナーがいることで、自分が自由に使える時間が減ってしまいます。
そのため、友人と遊びにくいと感じたり、仕事や趣味に没頭したくても出来ないという現実が待っています。
結婚をすれば、家族として時間を共有し合うことになるため、一人の時間をとても大切にしている人にとっては、不自由さや窮屈さを感じるようになるかもしれません。
女性が結婚しない理由として考えられるのが、何にも束縛されず、自由に生活ができることに魅力を感じているからです。
女性も男性と同じように、働くことが当たり前の時代です。
そんな時代を生きる女性にとって、家庭に入ることにより家族に時間を取られてしまうという生き方に不自由さを感じてしまいます。
独身生活が長くなるにつれ、自由さに慣れてしまい、人に合わせる生活が嫌になる傾向にあります。
経済的に自立した女性の中には、仕事に対して意欲があり上昇志向も強く、趣味に没頭したいとの欲を持った女性が多くいます。
そんな女性にとって、恋愛や結婚は二の次と考えるようです。結婚して誰かと時間を共有するよりも、自分がしたいことをする、自分に時間を割きたいと思うのです。
このような理由から、熱中できる何かを持っている女性たちにとって、結婚はあまり魅力的ではありません。
また、自分が使いたいときに自由にお金が使えないことで、デメリットの方が多いと感じてしまうようです。
結婚すると、女性側の名字を変更する、住所を変更するなど、いろいろな手続きをする必要が出てきます。
没頭することがある女性にとっては、この手続きをさらに面倒臭いと思わせてしまいます。
結婚しない女性には、恋愛をすることの優先順位が低くなってしまう傾向があります。
仕事も私生活も充実していることで、恋愛が億劫になる人もいます。
その結果、時期を逃してしまい、相応しい相手となかなか巡り合えず、自分の中の理想はどんどん高くなり、妥協するくらいなら結婚しないという人も多いようです。
最近は、結婚という形に対してこだわりがない人が、男女問わず増えています。
理由は色々異なりますが、別に夫婦という関係ではなく、同棲を続ける形で事実婚を選択する人が増加傾向にあります。
この事実婚には、特に名字を変更する必要がないということや、お互い自由でいられるメリットがあります。
今までよりもフランクな結婚がしたい人たちを中心に、事実婚を選ぶ人が増えているのです。
結婚しない女性の中には、結婚後の人間関係の面倒臭さを避けたいという心理もあります。
結婚したら、夫の親や親戚との人間関係が付きまといます。お盆や正月の帰省・冠婚葬祭など、他にもいろいろな付き合いが億劫だという人も多いのです。
また、子供が生まれた後に関わってくる人間関係のことを考えたくないという人も少なくありません。
結婚しない女性は、一人が好きな性格であるという共通点があります。
中には、美人でモテる人もいますが、誰かの妻になって、自分のペースを乱されることが嫌だと感じる人もいます。
一人でいることに価値を感じ、結婚しないという生き方を選択します。
まずは、自分がどうしたいか、理想のライフプランについて考えることが大切です。
結婚適齢期に結婚したい女性は、自分が何歳で出産したいか、仕事をどのように続けていきたいかについて考えてみましょう。
この先の人生で優先したい点を整理することで、自分にとっての結婚適齢期が見えてきて、どのように行動を起こすべきか明確になるでしょう。
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