どんな夫婦でも、一緒に協力して生活していこうという二人の意識と努力がなければ、結婚生活を維持することはできません。
結婚前に二人で何でも話し合える土台を作っていたら、結婚後のいろんな問題についても解決しやすくなるかもしれません。
結婚前に、話し合っておいた方が良い基本的な6つのことを紹介しますので、参考にしてみて下さい。
結婚後は、家計が優先になりこれまで自由に使っていたお金が、自分の思うように使えなくなることがほとんどでしょう。
夫婦間で一番ネックになるのが、お金の管理の仕方です。
普段からお金の管理が得意な方が担当する、毎月どのくらい家の口座に貯金して、お互い自由に使うのはいくらまでなど、どのように管理するのかを決めておくと良いかもしれません。
また、長期的なプランについて話し合ってみることもおすすめします。
マイホームや車の購入など、大きな買い物の予定や、子供にかかる教育費など、今後の目標なども視野に入れることで、ライフプランについてしっかりと二人で考えていけるでしょう。
結婚後の仕事をどうするかも大切なことです。
共働きで収入を増やしていくのか、キャリアアップを考えるのか、子供が生まれたら育児に集中するのか、産休・育休などにより片方の収入が減る場合どのように生活していくかなど、話しておく必要がありそうです。
現在の職場は育児休暇などの制度が整っているか、将来転勤があればどうするかなどという点も確認しておきたいところです。
人によっては、比較的時間の自由な在宅ワークへ転職するケースもあります。
仕事は二人の生活に大きな影響を与えるポイントなので、すでに決まった話ではなく、可能性があるという段階でもきちんと伝えることが大切になります。
特に転勤が多い職種の人や、海外転勤の可能性がある人は必ず事前に話し合う必要があります。
子供については、計画的にいかないことも考えつつ、いつ頃・何人欲しいのかなどを話し合っておくと良いでしょう。
生まれてこないうちは、教育方針などの具体的な話は想像できないかもしれませんが、漠然とでも躾やお互いの育った環境から方針を決めていくのも大切です。
また、今後一番頭を悩ませるであろう教育費についても、どのように準備していくかという話もしておきましょう。
家事や育児の分担については、お互いの仕事の忙しさなども考慮して、不公平感のないように話し合いをしていきましょう。
料理・掃除・買い物・育児など、たくさんの役割分担があります。
曜日によって担当を決めたり、毎月交代制にするなどの具体的なルールを決めるといいかもしれません。
また、掃除や洗濯の仕方などの細かい部分についても話し合っておく方が、今後喧嘩になる要因を減らしておくためにも、大事なことです。
相手に押し付けるのではなく、最低限ここは守って欲しいという点に絞って折り合いをつけていきましょう。
結婚後は家族が増えて、お互いの親戚付き合いも多くなります。
実家から離れた場所に住む場合は、地元への帰省のタイミングや頻度についても話し合っておきたいところです。
また、将来の話でよく挙がるのが、親の老後のことです。介護のためにゆくゆくは親のいる地元に引っ越したいということになれば、住む場所や仕事に大きな影響が出ます。先の話とはいえ、ある程度二人で意見を合わせておくことは大切です。
一方、実家近くに住む場合は、親戚付き合いの密度が濃くなって、時間を取られ過ぎるのが面倒と考える人もいるようです。
お互いの家族にもさりげなく意見を聞いてみて、できるだけ不満が出ないような付き合い方を考えられると良いでしょう。
住む場所を決めるときは、仕事に通いやすい場所なのか、実家の近くが良いのか、子育てに環境の良い場所かというのが基準になります。
将来、親と同居するつもりがあるか、家は一戸建てかマンションかというのも大きなポイントになります。
最近は、リモートワークも増えて自宅のレイアウトにこだわりのある夫婦も増えています。
結婚しても、一人で集中するスペースが必要と考える人も少なくありません。別居婚を取り入れたり、田舎の古民家を安くリフォームしたり、自分たちなりの新しい形の住まいを考える人もいます。
結婚はゴールと思いがちですが、結婚後に待っているのは現実的でシビアな生活です。
その都度起こる出来事には、想定外の変化を受け入れなければならない場面があります。まずは基本的な6つを考えながら、お互いにコミュニケーションと取っていくことが大切です。
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