愛情を失って形式だけの結婚生活を長年送っている夫婦は、実はたくさんいるのです。離婚をせずに、仮面夫婦を続ける意味は一体何なのでしょうか。
亀裂の入った夫婦関係にも色々ありますが、今回は仮面夫婦の特徴や原因、メリット・デメリットについて紹介しますので、参考にしてみて下さい。
お互いに関心がなく、形だけの結婚生活を続けている夫婦を仮面夫婦と言います。家庭内は冷めきっており会話をすることもありません。しかし、対外的には仲の良い夫婦を演じているので、人目にはわかりにくいことがあり、周囲や親戚からは仲良し夫婦と思われることが少なくありません。
仮面夫婦は、必要最低限の会話しかしません。相手の声を聞くのも嫌になることが多く、無駄に会話したくないと思っています。しかし、子供がいる時は普通に会話をして、仲の良い父親・母親を演じます。
お互いに関心がないので、夜遅く帰宅したり、勝手に遊びに行くことがあっても、相手の行動に対して何も思わないのが特徴のひとつでもあります。
愛情やコミュニケーションもないので、お互いに触れ合うことはありません。セックスレスから、仮面夫婦に発展していく夫婦も少なくありません。
家の中では、男(女)としての部分をセーブしています。お互いに関心のない二人は、性欲を外で発散させている可能性が高く、浮気・不倫をしやすい環境にあります。
仮面を被っているので、周囲には普通の夫婦を演じ、人前で喧嘩をすることはありません。
また、子供の学校行事や、結婚式や親戚の集まりなど、夫婦揃って参加します。
自分の生活リズムを相手に合わせることはしません。お互いに食事や就寝時間をずらして、極力顔を合わせないようにします。
・浮気・不倫
・もともと相手に無関心
・価値観・性格の不一致
・暴力・暴言
・結婚後の変化
・セックスレス
お互いに、仕事が忙しくていつの間にかセックスレスになってしまい、自然と愛情がなくなっていくことは少なくありません。
仮面夫婦になる原因は様々ですが、特に利害関係だけで結婚した夫婦は、早い段階で仮面夫婦に発展することがあります。
生活費は、一番大きい問題と言えるでしょう。離婚をすることは簡単ではなく、生活費や子供の教育費などの面での苦労することがほとんどです。
また、離婚することによって子供への悪影響を心配し、せめて子供が成人するまで夫婦生活を継続しようと考える人もいます。
特に、世間体を気にする夫婦であれば、職場や親戚・近所などにも体裁を保つことができるので、仮面夫婦のままで生活します。
また、高齢の夫婦などは、先々の金銭的なことや老後の問題を考えて仮面夫婦を続けることが多いようです。
お互い無関心とは言え、同じ家に住んでいるため存在を感じながら生活をすることになります。相手の顔を見るのも嫌なのに、一緒に生活するということは、のびのびと充実した日々を過ごすことが出来ません。
また、子供の成長で、共に苦労したり一喜一憂することも出来ず、寂しい気持ちになるでしょう。
子供の前で取り繕っても、子供は思っている以上に大人の様子をよく見ているので、雰囲気を察知して少なからずストレスを抱えることになります。
仮面夫婦の特徴など理解して、もしかしたら自分は仮面夫婦かもしれないと思った方は、是非チェックしてみて下さい。
・夫(妻)に愛情を感じない
・家で会話がほとんどない
・子供のことしか話題がない
・セックスレスである
・気になる異性がいる
・休日は夫婦別々に過ごす
・人前では何故か仲良く振る舞う
・お金を稼ぐ人、育児家事をする人と割り切っている
・浮気・不倫をされたことがある(したことがある)
チェックが4個以上当てはまれば、あなたは仮面夫婦予備軍と言えるでしょう。7個以上であれば、あなたは立派な仮面夫婦です。
仮面夫婦を修復することは簡単ではないかもしれません。会話やコミュニケーションを日頃から避けているため、すぐに話し合いができる状態ではないでしょう。
周囲の人に相談したり、カウンセリングを受けるという方法を考えてもいいかもしれません。
割り切って家庭内別居をする、または別居をするというカタチもあります。
仮面夫婦は、何か取り決めをすることで、すっきりした気持ちで生活を送ることができたりします。子供が小さければ、少なからずとも影響を受けるので早期の対処をおすすめします。
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