Cuddle Column
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37歳、武蔵小杉タワマン主婦のリアルなモーニングルーティン

2025.05.09

こんにちは。武蔵小杉のタワーマンションに暮らす37歳、二児の母です。
夫は大手企業に勤め、年収は約1000万円。外から見れば経済的に恵まれ、華やかな暮らしをしていそうに思われるかもしれません。しかし実際のわが家は、中学受験を控えた子どもたちの教育費や日々の出費に追われ、家計に余裕などありません。私はパートで年収100万円ほどを稼いでいますが、それも塾代や生活費に消えていきます。

「タワマンに住む専業主婦なんて、毎朝ゆっくり優雅な朝食を楽しんでいるのでしょう?」
そんなふうに思われがちですが、現実の朝は程遠く、毎日が慌ただしく過ぎていきます。それでは、私のリアルなモーニングルーティンをお話しします。

5:30 起床:まだ暗いうちからスタート

わが家の一日は、朝5時30分に始まります。高層階の寝室のカーテン越しに、うっすらと空が明るみはじめる頃。目覚ましが鳴る前に目が覚めてしまうのは、考え事が多いせいかもしれません。頭の中にはすでに今日やるべきことでいっぱいです。

ベッドの隣では夫がまだ眠っています。子ども部屋の二段ベッドで寝息をたてる小学生の息子と娘を起こさないよう、そっと寝室を抜け出しました。リビングの大きな窓から街を見下ろすと、タワーマンション群の足元にはまだ夜の名残が見えます。遠くにぼんやり光る街灯を眺めながら、深呼吸を一つ。今日も頑張らなくちゃ、と自分に言い聞かせる静かな瞬間です。

5:45 朝食の準備と洗濯開始

キッチンに立ち、まずは朝食の準備を始めます。昨夜タイマーをセットしておいた炊飯器からは炊きたてのご飯の香り。食卓に味噌汁の湯気を立たせるために昆布とかつお節で出汁をとり、手際よく味噌を溶きます。メニューはごく普通の和朝食です。焼き魚に卵焼き、ほうれん草のおひたし——栄養バランスを考えると結局これが一番安上がりで健康的なので、我が家の定番になりました。

料理をしながら、並行して洗濯機も回します。家族4人分の洗濯物は毎日かなりの量です。特に小学生の子どもたちは校庭で遊んで泥だらけになった服や、給食で汚したハンカチ、汗だくになった体操着など洗濯物が尽きません。洗濯カゴの衣類をチェックしながら「昨日の靴下は穴が開いていたし、買い替えないと…」とつぶやきました。次々と必要な出費が頭をよぎり、月末の家計簿が早くも心配になりました。

6:30 家族を起こす、戦場のような支度時間

6時を過ぎると、そろそろ家族を起こす時間です。まずは夫から。「あなた、もう6時半だよ。起きて」と声をかけます。夫のスーツとワイシャツは、昨夜自分でアイロンをかけて用意しておきました。

次に子どもたちの部屋へ。小学5年の娘と3年の息子は、昨夜なかなか寝付けず朝は苦手です。「朝だよ、起きて。ほら、顔洗っておいで」と何度も声をかけ、ようやく布団から出てきた二人。息子はまだ寝ぼけてフラフラしています。娘は勉強道具を抱えたまま寝ており、机には中学受験用の分厚い問題集が開かれたまま。昨夜も遅くまで算数の難問と格闘していたのを思い出し、胸が痛みます。「眠いよ〜」とぐずる息子の頭をなでつつ、「ママも眠いけど頑張って起きたよ、一緒に頑張ろう」と笑ってみせました。

リビングに家族全員が集まる頃には、私はすでに軽く汗ばんでいます。テーブルに朝食を並べつつ、息子の名札が制服についていないのに気づいて慌てて探したり、娘から「今日提出のプリントが見当たらない!」と言われて一緒に探したり。まさに戦場のような慌ただしさです。「忘れ物ない?ハンカチ持った?連絡帳は?」と矢継ぎ早に確認する私に、子どもたちは半分聞き流しながらパンをかじっています。夫は新聞アプリの株価欄を見ながらコーヒーをすすり、寝癖のついた子どもの髪に気づくでもなく自分の世界です。それでも、全員そろって朝ごはんを食べられるのは幸せなこと、と自分に言い聞かせながら、私も急いで味噌汁を一口すするのでした。

7:15 夫の出勤とゴミ出し

「じゃあ行ってきます。」夫がスーツ姿で玄関に立つ頃には、時計は7時15分。子どもたちより一足早く、夫が出勤していきます。私は玄関先まで見送り、「行ってらっしゃい、今日も気をつけてね」と声をかけました。夫は朝食中もずっとスマホで仕事のメールを見ており、私と言葉を交わすのは玄関での「行ってきます」の一瞬だけ。ドアが閉まる直前、「夕飯はいらないかも」とぽそっと言い残して去って行きました。

夫を送り出した後、私は慌ててゴミ袋を持って部屋を飛び出します。今日は燃えるゴミの日。タワーマンションの各フロアにはゴミステーションがあるのですが、朝の通勤時間帯はエレベーターが混雑するので要注意です。エレベーター前にはすでに数人のご近所さんが並んでいました。スーツ姿の男性や、私と同じようにゴミ袋を手にした主婦の方もいます。「おはようございます」と軽く会釈しながら列に加わりますが、内心は気が焦ります。というのも、この時間帯のエレベーターはなかなか来ないのです。ようやく扉が開いても既に満員で乗れず、次を待つことも珍しくありません。我が家は高層階なので、下に降りるだけで一仕事です。

ようやくエレベーターに乗り込み1階へ降ります。家庭ゴミの匂いに少し顔をしかめましたが、なんとか到着。すぐにゴミを所定のコンテナに入れ、足早に自宅へ戻りました。

7:30 子どもたちを学校へ送り出す

部屋に戻ると、子どもたちもランドセルを背負って玄関でスタンバイしていました。「ママ、行ってきます!」元気よく言ってくれる息子と、照れくさそうに小さく「行ってきます」と言う娘。それぞれハグしたり頭をなでたりして見送ります。本当は下まで付き添いたいところですが、玄関で見送るので精一杯です。「気をつけてね!行ってらっしゃい!」とドア越しに声をかけ、バタバタと子どもたちが走っていく足音が遠ざかっていきました。

ようやく、家の中に静けさが戻ります。ほっとしたのも束の間、リビングには朝食の食器や脱ぎ散らかされたパジャマがそのまま。戦場の後のような散らかった部屋を見渡し、大きく息を吐きました。「さて、急いで片付けなきゃ…」と誰もいない部屋につぶやき、台所に向かいます。

8:00 一人の時間と葛藤

子どもたちを送り出した後のこの時間は、私にとって貴重な“一人時間”です。とはいえ、実際には家事に追われてあっという間に過ぎてしまうのですが…。まずは食卓に残った食器を片付け、シンクの中で茶碗やお皿を洗います。油汚れのついたフライパンを洗いながら、ふと昨夜の家計簿のことを思い出しました。最近は食品の値上げが続いていて、スーパーで買い物をするたびにため息が出ます。家族4人分の食費、塾の月謝、光熱費に住宅ローン…。毎月固定で出て行くお金の大きさに、目まいがしそうになります。

夫の年収は確かに一般的には高い部類かもしれませんが、住宅ローンや管理費だけで毎月大きな出費になります。そこに子ども二人分の塾や習い事の費用が重なり、気づけば貯金はほとんどできていないのが現状です。周りから「ご主人が一流企業で羨ましい」と言われても、とんでもない話。教育費と住宅費に追われ、我が家の家計はいつも火の車なのです。

キッチンの片付けを終え、一息つこうとリビングのソファに腰を下ろしました。ダイニングテーブルには今朝子どもたちが探していたプリントが置きっぱなしになっています。あとで学校帰りに渡せるよう連絡帳にメモを挟んでおかなきゃ…と考えつつも、しばし脱力してしまいました。

8:30 スマホに手を伸ばす小さな息抜き

コーヒーを淹れてソファに戻り、スマホに手を伸ばします。ここから数分だけが、私にとって本当の意味での休息時間。SNSで友人の投稿を眺めたり、ニュースをチェックしたりする合間に、ふとあるアプリの通知が目に留まりました。「カドル」にメッセージが届いています。

「カドル」は、既婚者向けのマッチングアプリです。実は最近、私はこのアプリをこっそり始めました。ママ友探しが目的と自分に言い聞かせていますが、本当はそれだけではなく、家族のために奮闘する中で私自身も誰かに優しく癒されたい気持ちが募っていました。夫は毎日仕事で帰りも遅く、平日は会話らしい会話もありません。子どもの前では弱音を見せられません。周囲のママ友には体裁もあり、なかなか本音で愚痴をこぼすこともできずにいました。

そんな時に知ったのが「カドル」でした。最初は半信半疑で登録し、「メッセージをやり取りするだけ」と決めて、それ以上は踏み込まないつもりでした。それでも、知らない誰かと短い言葉を交わすだけで心がふっと軽くなる瞬間があります。画面に表示されたメッセージは、私と同じ年代の男性からでした。「おはよう。今朝はうまく起きられた?」そんな他愛のない一文です。でも、それを読んだだけで思わずクスッと笑ってしまいました。遠く離れた誰かが、自分のことを気にかけてくれている——それだけで救われる思いがするのです。

メッセージに「おはようございます。子どもたちをやっと送り出して一息ついたところです」と返信しながら、少しだけ胸が痛みます。夫にも子どもにも言えない秘密のやり取りをすることに、やましさがないわけではありません。それでも、「ママ」である自分でも「一人の女性」として優しくいたわってもらえることが、こんなにも嬉しいなんて。知らなかった気持ちに戸惑いながらも、私はスマホの中の小さな交流に救われている自分がいます。

9:00 現実に戻って

スマホの通知音にハッとして時間を見ると、もう9時。そろそろ現実に戻らなくてはなりません。今日はパートのシフトがある日です。私の働くスーパーは朝10時開店なので、それまでに出勤しなければなりません。急いで着替えと化粧を済ませ、夕飯の下ごしらえの段取りを頭で考えながら出勤の準備を整えます。

鏡の前で身支度を整えていると、先ほどやり取りしていた「カドル」の相手のことが頭をよぎります。返信はまた後でしよう…と思いつつも、罪悪感がちらつきました。「家庭を大事にしなきゃいけないのに、私、何やってるんだろう」。でも心の中でもう一人の私がささやきます。「これくらいいいじゃない。息抜きがなきゃやってられないよ」。

二つの思いが行き交う中、私はバッグを手に玄関のドアを開けました。背筋を伸ばし、大きく息を吸い込みます。高層階の廊下から見下ろす武蔵小杉の街は、すでに朝の喧騒が落ち着き始め、青い空が広がっていました。私も行ってきます——家族のため、そして少しだけ自分のために。慌ただしくもかけがえのない私の朝が、こうしてまた動き出しました。

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