既婚者におすすめの不倫・浮気映画

既婚者におすすめの不倫・浮気映画13選

サヨナライツカ(2010年)
辻仁成原作、タイの艶やかな世界観と景色が非日常的

1975年のバンコクが舞台。高級ホテルに暮らしている沓子は、男性から愛され何の不自由もなく過ごしていましたが、ある日、バンコクに赴任してきたエリートビジネスマンの日本人、豊と出会い二人は恋に落ちます。豊には東京に残してきた婚約者の光子がいたのですが…。
監督は、韓国のイ・ジェハン、彼の作品はいつもシックで官能的です。沓子役は中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子、加藤雅也など個性派俳優ばかりです。

東京タワー(2004年)
江國香織原作、夜景の煌く世界で溺れていく男女たち

『東京タワー』は直木賞作家・江國香織の同名小説を映像化した作品です。
夫のいる女性たちが、2人の大学生との許されぬ恋にのめり込んでいく姿が描かれます。
岡田准一と松本潤に加え、黒木瞳、寺島しのぶ、余貴美子、岸谷五朗など演技派俳優の共演によって楽しめる作品です。「恋はするものじゃなく、落ちるものだ」という名言と、東京タワーを中心とした夜景の映像や世界観の美しさも見どころの一つです。

紙の月(2014年)
欲望のままに金と男に落ちていく女が辿り着く先は

直木賞作家の角田光代の小説を映画化したサスペンス・ドラマ映画。銀行に再就職した主婦が、大学生との不倫をきっかけに巨額の横領事件を引き起こして転落していくさまが描かれています。
主人公・梅澤梨花役は宮沢りえ。彼女の演技について原作者の角田光代は「どんどん悪い行動に走っていくのに、反比例して透明な美しさが増していくのがすごい迫力で素晴らしかった」と評価しています。

昼顔(2017年)
偶然の再会から許されない恋の続き

2014年に放送され、また新たな「不倫ブーム」の火付け役ともなった『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』
本作はドラマの3年後の出来事を描いた長編映画です。不倫発覚後、もう2度と会わないと約束した二人でしたが、3年後に再会したことから再度泥沼にはまり込む過程が描かれています。
テレビドラマのファンの期待を良い意味で裏切ったストーリー展開が話題となりました。

夜明けの街で(2011年)
平凡な男がハマっていく泥沼不倫

東野圭吾の人気小説を、若松節朗監督が映画化。主演は岸谷五朗、深田恭子です。
バッティングセンターでの偶然の出会いをきっかけに、上司と部下の関係でありながら不倫におぼれていく渡部和也と仲西秋葉。
渡部は秋葉が15年前に父親の愛人が殺された事件の容疑者として、疑われていることを知り驚く秋葉ですが…。

不倫純愛(2010年)
作家の恋人と編集者の禁断の恋

新堂冬樹の小説を原作としたエロティック・サスペンス。出版編集者が突然失踪した作家の恋人に溺れていく様子を描いています。
出版社で編集長を務める辰波京介は、若手作家・岡セイジの邸宅で彼の恋人・川島澪香と出会い、その美貌に目を奪われます。澪香はセイジの作品のモデルになっていることもあって、京介は彼女に強く心惹かれていきます。
そんな中で、セイジが突然失踪。2人でセイジの行方を追ううちに京介と澪香は不倫の関係に陥っていきますが、これはセイジの策略だったのです。

失楽園(1997年)
落ちていった二人の果ては

渡辺淳一のベストセラー小説を、森田芳光監督が映画化。
出版社で働く久木祥一郎(役所広司)は、思いもよらぬ事例を受け、虚無感を感じていました。そんななか、美しい凛子という既婚者(黒木瞳)と出会い、不倫関係に陥ります。
やがてその事実が周囲に知られてしまうこととなり、世間から孤立してしまう2人が、最後にたどり着いた場所とは。失楽園という流行語も生まれ、当時は大ブームとなりました。役所広司と黒木瞳の大胆な演技も評判でした。

不機嫌な果実（1997年）
満たされない欲望を不倫を重ねることによって満たしていこうとする女性の姿

32歳の麻也子は結婚して6年になる夫との夫婦生活に不満を抱えて昔の恋人・野村と再会し密かに会うように。野村と身体の関係になりながらも野村に二股をかけられていると知りながら麻也子は年下のピアニスト道彦と知り合い、交際が始まっていきます。
南果歩が二人の男と不倫に走る衝撃的な婚外恋愛作品です。

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年)
記憶が欠落した数日に潜む夫婦の闇

本作は予測不可能なサスペンス映画として評価が高い作品ですが、不倫をする人間の心の闇の深さも重要なテーマとなっています。
本作の主人公は、離婚のストレスからくるアルコール依存症に苦しむ女性・レイチェル(エミリー・ブラント)。彼女の唯一の慰めは、毎朝通勤電車から見える幸せそうな夫婦でした。
ある朝、電車の窓から「理想の妻」の不倫現場を目撃したレイチェルは、翌日彼らの様子を確認するべく途中下車するのですが、近所に着いたときから記憶がなくなり、気がついたときには自分の部屋で大怪我をして倒れていました。
やがて「理想の妻」が死体で発見され、レイチェルが疑われるように。重苦しい序盤の展開から、後半にはアクションと謎解きまで加わり、最後に震撼とさせられる作品です。

ゴーン・ガール(2012年)
死んだのは理想の妻であったはずだった

幸せな結婚生活を送っていたニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)ですが、結婚5周年目にエイミーは謎の失踪を遂げます。
世間では偽装工作の痕跡から、夫が妻失踪の原因を知る犯人だと決めつけますが、ニックが元生徒との不倫を告白して、謝罪した後は世間の印象も少しずつ変わってきます。エイミーの恐ろしい策略にはまったニックの運命はどうなるのか。

不倫の果て(2017年)
男は若き肉体に溺れ、女は危ない恋に堕ちていく

ロシアの大都市・サンクトペテルブルクのきらびやかな街並みを背景に展開されるロマンス映画です。
女子大生・ニーナは、中国学の大学講師と幸せな結婚生活を送っていましたが、夫の少ない収入が生活を変えていきます。
ニーナは、仕事で知り合った銀行の頭取・セルゲイにローン返済を援助してもらい、そこから密会を繰り返すようになります。どんどん不倫の深みにハマっていくニーナの人生は…。

情愛中毒(2014年)
軍隊の部下の妻と恋に落ちる、スキャンダラスな恋の物語

ベトナム戦争1960年代の韓国軍人社会を舞台にしたロマンス映画。韓国軍の教育将校キム・ジンピョン(ソン・スンホン)は、夫の出世しか頭にない見栄っ張りの妻(チョ・ヨジョン)とともに軍人官舎に暮らしています。
ある日ジンピョンの部下として上官に絶対の忠誠を誓うキョンが配属され、妻・チョン・ガフン(イム・ジヨン)とともに官舎に引っ越してきました。誰にも言えない秘密を抱えた女性であるガフンに次第に強く惹かれていくジンピョン。不倫など絶対のタブーであった1960年代韓国の危険なスキャンダルのストーリーです。

5時から7時の恋人カンケイ(2014年)
2時間だけの家族公認の幸せな不倫関係

ニューヨーク・マンハッタンが舞台。作家志望の24歳の青年・ブライアンは、街で偶然知り合ったフランス人女性・アリエルに一目惚れします。
しかし彼女は33歳の人妻で子持ち、「平日の午後5時から午後7時の間であれば、不倫してもよい」という取り決めを夫と交わしていると言うのです。外交官の夫を持つアリエルから恋の手ほどきを受けるばかりでなく、上流階級にも紹介してもらうブライアン。やがて作家デビューが決まった彼は、5時から7時のカンケイでは我慢することができず、不倫のルールを破ろうとしますが…。

終わりに

既婚者におすすめの映画を紹介しましたが、多様になってきた価値観について考えるきっかけにもなりそうな映画ばかりです。
記事を参考に観たい映画を探して自宅でゆっくり観れば、非現実の世界に浸ることができ、楽しい時間を過ごせるかもしれません。

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