別居婚とは、入籍をして夫婦でありながらも別々に暮らす夫婦の形をいいます。仲が悪くなって別居した場合と違って、お互いの生活や価値観を尊重しつつ、よりよい生活スタイルを求めるという、ポジティブな理由が多いのが特徴です。
別居婚のメリット・デメリットについて考えてみましょう。
一番のメリットは、自由を失うことなく過ごせるということです。別居していたら、寝る時間・起きる時間・食事の時間など、すべて自分の好きなように自由に動くことができます。
テレビや映画を観る場合でも、相手に合わせる必要がなく、好きな時に好きなだけ観ることができます。出かけたい時にいつでも出かけて、好きな場所へ行くこともできて、ストレスを感じることがありません。結婚しても完全な自由を守ることができるというのは、大きなメリットでしょう。
別居婚の場合、相手に対していつまでも新鮮な気持ちを持ち続けることができます。お互いの嫌なところを毎日見なくて済むので、恋人同士のような感覚を失わずに、パートナーの良さを感じたままでいられます。たまに、ケンカしたとしても離れているため、冷却期間になって、気持ちが整理しやすい環境にあります。
別居婚を選択すると、相手に束縛されずに、仕事や趣味などに集中することができます。最近は、リモートワークも増えているので、自宅で仕事をしている人にとっては良い環境かもしれません。
また、お互い趣味を持っているのであれば、邪魔されずに没頭することができる外せないメリットになります。
別居婚の場合、お互い時間を作って会おうと思わない限り自由なままです。好きなことに没頭して、コミュニケーションをすることもなく過ごしていると、パートナーへの気持ちが冷めてしまう可能性もあります。
別居婚を選択するなら、同居婚のケース以上にお互いを尊重し、夫婦関係を続けていく努力が必要になります。
別居することで、単純に生活費が2倍になってしまいます。家賃や光熱費、食費などもかさんでしまうので、節約志向の夫婦で経済性を重視するのであればお勧めできません。
別居婚をすると、相手が普段どのような生活をしているかがわかりにくくなります。夜遅く帰っても、浮気や不倫をしていてもわかりづらく、エスカレートすると、別居から離婚ということにもなりかねません。パートナーを信頼していても、発見が遅くなるというのは、大きなデメリットになります。
子供がいて別居婚を選択する場合、子供は寂しい思いをすると同時に、大事な成長を見逃してしまうことがあります。また、なぜ父親と母親が別居をしているのかわからず、混乱させることにもなってしまいます。
別居婚を選択する夫婦は、お互いが経済的・精神的に自立しています。そして、誰にも壊せない強い信頼関係があるということです。
別居婚をするほどの信頼関係とは、相手が浮気をしても別れないというほどの強い繋がりが必要になるのかもしれません。
常識に縛られない別居婚は、人生のイレギュラーすらも面白いと思える柔軟な夫婦には、向いているライフスタイルになるでしょう。
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