日本では江戸時代前、富裕層には一夫多妻制が普通のことでした。しかし、キリスト教伝来とともに一夫一婦制へと民法で定められるようになりました。 現在の日本では、一夫一妻制はあたりまえで、一夫多妻制や一妻多夫制なんてもってのほかです。
今回は、世界で重婚・一夫多妻制が認められている国について解説しています。
配偶者がいるのにも関わらず、他の人と重ねて結婚することです。
日本では、配偶者がいるのに離婚しないで重ねて婚姻をしたとき、重婚罪として2年以下の懲役が処せられます。
一夫多妻制とは、1人の男性が複数の女性と暮らすことです。
現在の日本では、一夫多妻制や一妻多夫制はもちろん認められておらず、結婚詐欺罪を問われることもあります。
ブルキナファソ
マリ
セネガル
ナイジェリア
コートジボワール
ガーナ
モーリタニア
チャド
タンザニア
ウガンダ
ケニア
ザンビア
マラウイ
エチオピア
ジンバブエ
モロッコ
イスラム教の聖典「コーラン」の中で平等に妻を扱うことを条件に重婚が認められているため、イスラム教徒の多い国では一夫多妻制の婚姻率が高くなります。男性一人につき4人までの配偶者がもてる地域があります。
キリスト教徒が多い南アフリカでは少ないことから、宗教も要因になっているようです。
インドトダ族、ネパール、ブータン、スリランカなどの一部の地域
しかし、法的に一夫多妻制が認められているからといって、複数の妻をもつ男性は非常に少ないのです。男性は結婚の際、結納金と住居を用意しなければならないため、一般的にはハードルが高いと言われています。複数の妻をもつことができるのは、リッチな男性だけだということです。
一夫多妻の婚姻率は年々減少しているものの、一夫多妻を認める国はまだ存在しているのが現状です。
昔から、このような婚姻関係があったということは、やはり結婚しても、一生一人の相手とだけと暮らすという形態には無理があるということにもなります。婚姻関係を維持しながら、他で不倫・浮気をする現代の法律に縛られる国では、仕方のないことなのかもしれません。